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nanpou1616

Author:nanpou1616
府中市で27年間、自家焙煎珈琲豆店をやってます。

美味しいコーヒー豆は、良い生豆の選択・適切な焙煎・そしてそれを新鮮なうちに販売するという3つの事が、とても大事です。更にその3つが全て揃っていないと本当に美味しいコーヒー豆は販売出来ません。

当店では、直火5Kの焙煎器で、一釜・一釜丁寧に焙煎したものを、新鮮なうちに販売しております。

又、コーヒー教室・カフェ講座・豆屋の開店指導も随時行っております。

住所:〒183-0055
   東京都府中市府中町2-20-13 
   遠藤ビル1階
TEL&FAX:042-335-5292

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秋が来ると村上春樹さんの小説が読みたくなります。

2018/09/18
category - コーヒー
                         

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今日は好天です。しかし、夕方は雨が降って来る予報です。昨日も暑く、更にとても蒸して、気持ちの良い秋の休日ではありませんでした。お休みの日になると暑くなったり、雨が突然降って来る等、落ち着いた秋の日にはまだ、ちょっと時間が掛かりそうです。


毎年、秋になると村上春樹さんの小説が読みたくなります。私は村上春樹さんの小説の中では<ダンスダンスダンス>が一番好きです。

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村上春樹さんの青春の別れ。


初期の3部作(<風の歌を聴け><1973年のピンボール><羊を巡る冒険>)の後、暫く経ってから出版されたこの小説は、初期の3部作の強い影響を受けた小説で、村上春樹さんの若き日の自分自身の姿が強く投影されている様に思えます。


この小説の後、村上春樹さんの小説は、大きく変わって行き、主人公は自分とは違う人間という風になって行きます。勿論、小説ですので、村上春樹さんのイメージは、投影はされているのですが、主人公の年齢・環境等、それまでの小説とは違う物になって行きます。


本当の意味で小説家になろうと思った時、それは、村上春樹さんにとっては必然の変換点であったように思えます。


ただ、熱烈な村上春樹さんのフアンの多くは(私もそうですが)、初期の3部作から<ダンスダンスダンス>までの小説が好きで堪らないという人が多いのでは無いかと思います。


そこには、今まで無かった小説の世界が広がっている様に思えました。小説と言えば私小説しか無かった日本の小説の世界の中で、自分の事を書きながら私小説では無い文学という全く新しい世界を、開示出来たのでは無いかと思います。


<ダンスダンスダンス>は晩秋の札幌のホテルから始まる小説なのですが、秋について書かれた小説では3部作の2番目の小説<1973年のピンボール>が一番素敵です。


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秋が来たら。


このピンボールマシンと双子の女の子について書かれた不思議な小説の最後は、電話の交換機を貯水池に捨てに行く場面ですが、主人公は最後に双子の女の子と別れ、こう呟きます。


『全ての物は通り過ぎる。誰もそれを止める事は出来ない。・・・・・・・・・・
全ての物が透き通ってしまいそうな、11月の素晴らしい日曜日だった。』
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